声優の仕事

声優とはまさに「声で演技をする俳優」です。テレビやラジオのナレーションやCM、アニメーションの声出演、映画や海外ドラマの吹き替えなど、声優の声を耳にしない日はないほど、私たちの日常のあらゆるところで声優は活躍しています。
特に大人気となったアニメーションの声優が注目を集め、アニメのキャラクターだけでなく、声優自身の人気が高まるなど、声優という仕事は瞬く間に人気職業となりました。

また声優の活躍するフィールドも広く、アニメーション、外国映画、テレビやCM、ラジオなどのナレーション、ゲーム、ラジオパーソナリティなど様々です。もちろんそれだけ声優の需要は増えており、今や「声」に関わる仕事は声優なしでは成り立ちません。そして今後ますますその需要は増えていくだろうといわれています。

声優の歴史はテレビの歴史

テレビが日本に登場した昭和20年代はまだ国内で制作された番組はほとんどなく、海外(主にアメリカ)の番組を輸入して放送されることが多かったのです。しかも当時はまだ字幕。その後、民放が開局して人気番組やアニメーションが放送されるのですが、まだこれもアメリカからの輸入物。

ほどなく一般家庭に浸透してきたテレビは家族で楽しむものでしたから字幕スーパーでは不便になり、「吹き替え」という方法が採用されはじめました。テレビの俳優やアニメのキャラクターに合わせて日本語でしゃべること、その吹き替えを担当したのが「声優」というわけです。

声優の魅力

声優のどこに魅力を感じるかは人それぞれだと思いますが、やはり声で人物やキャラクターを演ずるということがいちばん大きな魅力ではないでしょうか。声優だからあたりまえ…確かにそうですが、実はこれが声優のいちばんの魅力であり、声優のいちばんの難しさだと思います。

声優は俳優のように表情や身振り手振りで表現することができないぶん、声を通してどこまでキャラクターの魅力を伝えられるのか。そして演ずるだけでなく、キャラクターや作品そのもののメッセージを観ている人に伝えることが声優の本当の役割といえるのかもしれません。声優の魅力はさまざまですが、演ずる声優自身が楽しんで演ずることで、その魅力はさらに広がることでしょう。
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